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事務所研修 [研修]

 去る3月2日、事務所研修が行われました。
 事務所研修とは、弁護士と事務局全員が一同に会して行う研修のことで、これまでも、「成年後見制度」や「民事再生」などのテーマで実施されてきました。
 今回の研修は、前半と後半でテーマを分けて行われました。

 まずは前半、「事故報告書・ひやりはっと事例から学ぼう」です。
 法律事務所で起こりうる事故の一つに、個人情報の管理に関するものがあります。
 当事務所には、DV加害者である夫に居所を明かしたくない女性の依頼者など、個人情報について特にデリケートなケースが多いので、書類の受け渡しなどの際には、マスキング(黒塗り)すべき箇所はないか注意するなど、いつも細心の注意を払うようにしています。
 それでも、裁判所や役所への書類提出の場合には、マスキングが許されないことも多く、提出先に書類の扱いに注意するよう促したり、提出方法を工夫したりと、試行錯誤の毎日です。
 今回の研修でも、所員がこれまでに感じた「ひやり」や「はっと」を出し合って、その「原因」と「対策」について協議を行い、所員一同、個人情報の管理について、改めて注意を喚起しました。
 弁護士12人と事務局8人の経験と知恵が集まると、見落としがちな問題点や、思いもしなかった解決策が色々と出てくるもので、とても有意義な研修でした。

 研修の後半には「避難訓練」を行いました。
 非常に残念なことですが、弁護士に恨みを抱く人物が法律事務所に侵入し、弁護士や事務局に危害を加えるという事件は、日本各地で起こっています。
 当事務所は、所員が全て女性ということもあり、事務所内の防犯設備は、一般的な法律事務所と比べると、かなり整っている方だと思いますが、せっかくの設備もイザというときに使えないと意味が無いということで、ベテラン弁護士一名が侵入者に扮し、侵入者への対応、防犯設備の使い方、緊急時の脱出方法についてシミュレーションを行いました。
 一回目は、侵入者役の演技に圧倒されたのか、少しもたついてしまいましたが、最低限の役割分担を確認し、もう一度行ったときには、スムーズに対応することができました。
 今回の避難訓練の成果を発揮する機会などないことを願いますが、万一のときには、訓練を思い出して冷静な対応を心がけたいと思います。

(中西俊枝)